Written by Rieko @ Aieem

[英語で学ぶ]エコ・サステナブル・エシカル 意味や違いが5分でわかる

英語で生活

「エコ」「サステナブル」「エシカル」
雑誌やメディアでも最近よく目に、耳にするこの言葉。ファッション業界、コスメ、フード、いたるところでbuzz word となってます。
海外では何年も前からこ起こっているこのムーブメント。日本でも、特にここ最近取り上げられることが多くなりました。
「地球に、環境に、社会にとって良いこと」 というふうに認識はされているものの、それぞれの言葉の意味を知っている人はそんなに多くないかも。
別に意味を知らなくても良いことなんだったら、ただすればいい。けれど、意味を理解してそれを生活に取り入れるのと、そうでないのとでは「重み」がちがう。

言葉を理解した上での行動はより大きなインパクト(影響)を残します。
The action with understanding the meaning of the words leaves more impact.

海外生活7年の間で気づいたことの一つに、日本では、環境問題、自然破壊について話題に取り上げられることはあっても、個人レベルでの認識が低いということ。
In Japan, environmental issues and the disruption of nature are often discussed, however, the awareness at the individual level is low.

これからの私たちの生きる世界で大事なこと。理解を深めると日常生活がもっと色濃くなる。
It will be crucial for our future, and the more you understand them, the more your daily life will become fulfilled.

今回はグローバルな視点でみる、この3つの言葉の意味を紹介します。
海外ではどういう風に理解されているのか?Check them out!

この記事の内容

  • What is Eco?  エコとは?
  • What is sustainability? サステナブルとは?
  • What is Ethical? エシカルとは?
  • まとめ/ 今日から実践できるアイディア

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Eco / エコって?

海外では”Eco-friendly”という言葉でも知れ渡っているこの言葉。
Eco=not harming the environment
エコ=環境を害さないもの
“ecology”を表現する組み合わせの形です。

この言葉にはそんなに広い意味はなく、
私たちが理解している「地球に害のない」という意味そのもの。

An eco-action is any action or activity within a program that is intended to have a positive impact on the environment. … People adopting eco-actions tend to target activities around the ‘Three Rs’ of the waste hierarchy, Reducing, Reusing and Recycling.

「エコな行い」とは環境に良い影響を与えることを目的としたプログラムにおける行動や活動のこと。エコな行いを取り入れる人は廃棄物ヒエラルキーの”3つのR”、「Reducing 減らす」「Reusing 再利用」「Recyclingリサイクル」を指標にしたエコな行いを取り入れる傾向にあります。

引用https://en.wikipedia.org Eco-action- Wikipedia

聞き馴染みのあるこの3つのR
わたしは以下のことを心がけています

Reduce: I try to reduce electricity usage.
電気の使用量を減らすようにしています。
Reuse: I try to find it second-hand first when I want to buy something.
買いたいものがあるときは、まずセカンドハンドで探します。
Recycle: We separate waste.
ゴミの分別をします。

「再利用」Reuseと「リサイクル」Reciclingの違いってなに?

再利用は、その物に手を加えずにそのまま使うこと。
リサイクルは物を素材の状態に戻し、新しいものを作ること。
Reusing refers to using an object as it is without treatment.
Recycling means turning the item into the raw material and using it for a new product.

普段から耳に、目にする言葉だけど、こんな違いがあったんですね。
この3つのRがエコの3本柱とも言えるでしょう。
節約にもなる!英語で学ぶエコな生活に役立つ11のアイディア 11 ideas for your eco life

Sustainability/サステナブルとは?


「持続可能性」を意味するSustainability
資源をつかいすぎたり、汚染を引き起こしたりせずに環境的、社会的、また経済効果の持続を測ろう

という意味を持つこの言葉は、他の「エコ」「エシカル」といった言葉を下にぶら下げた
包括的な言葉でもあります。

今話題のSDGsの”S”はこの言葉を意味してます。
“S” of SDGs stands for “Sustainability”.

ここで、覚えておきたいことが1つ。

例えば、再生可能な資源で作られる商品はエコだと呼ばれますが、その製造から出荷までに、たくさんのエネルギーを使ったり、きちんとした廃棄方法がないと、それは、サステナブルではないのです。
For instance, the products made from renewable resources are considered Eco-friendly, but if it requires a lot of energy to manufacture to ship or there is no proper way of disposing of them, it is not sustainable.

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Ethical/エシカルとは?


Ethical=「道徳的な」「倫理的」

私たちが人として善くあるためにある道徳。
多くの人が正しいと思える事。
それが”エシカル”
日本では、「エシカル消費」という言葉をよく耳にします。

製造過程に置ける裏側にある背景を意識した消費がエシカル。
Consumption that is aware of the background behind the manufacturing process is called ethical consumption.

エシカルといえば、「エシカルファッション」という言葉をよく耳にしますが、ファッション産業を例に説明すると、ファストファッションに相反するのがエシカルファッション。
Speaking of “Ethical”, ethical fashion is something we often hear about.
For instance, in the fashion industry, ethical fashion is something opposed to fast fashion.

2013年にバングラデッシュの首都ダッカにある縫製工場で起こった悲劇を覚えていますか?
大手ファストファッションブランドから縫製を受注する5社の縫製工場が入ったビル、「ラナ・プラザ」が倒壊し、少なくとも死者1132人以上、負傷者2500人以上の大きな被害を出した事件。ここで働く貧困層の人々の劣悪な労働環境と条件、そして大量生産、消費が生み出した恐ろしい惨事でした。

目まぐるしく変わる流行を追いかけ大量生産、大量廃棄を繰り返すファストファッション業界。それを支える労働者の労働環境はとてもひどく、何千人もの女性や子供が狭い工場内に詰め込まれ、朝から晩まで働かされていました。その建物は規準を満たしておらず、亀裂なども見つかっていた状態で、労働者もそれを報告していたにも関わらず、ビルのオーナーはそれを聞き入れず、縫製工場のオーナーも労働者を働かせ続けたために起きたこの事故。

これは世界的にも大きく取りざたされ、「Ethical エシカル」という言葉を広めるきっかけとなりました。

この出来事から、Ethicalという言葉は進化して、様々な産業で重要視されています。

労働者には、正当な賃金が支払われているのか。
労働条件は水準を満たしているのか。
Are labors paid fairly?
Are the working conditions up to standard?

もちろんEthicalとはもっと幅広い意味で使われていて、正確な定義はないものの、私たちが日常生活で意識するにはこれでも十分ではないでしょうか。

まとめ/今日からできる事


エシカルだからサステナブルだとは限らない。
エコだからってエシカルやサステナブルだとは限らない。
“Ethical” does not necessarily mean “Sustainable”.
“Eco” does not necessarily mean “Ethical” or “ Sustainable”.

だけど、全てがより良い未来に大事なことで、これらの言葉が正しく認識される必要があると思います。
However, all three are important for a better future, and I ponder these words should be recognized correctly.

難しく捉えずに、やってみる、リサーチしてみる、という心が大事。そうすると世界が見えてくるし、もっと興味が湧いてくる。

We do not need to think too complicated, but we need to have a mind of let’s try or just research. Then we will see the world with a broad perspective and be more interested.

なぜ、今回このトピックを取り上げたのかというと、
ちゃんと理解して生活に取り入れれば、自分の心も潤い、社会にも貢献することができるから。

全てにおいてエコ、エシカル、サステナブルを意識しなくてもいい。
小さなところから始めると、生活そのものが潤いに満ちてきます。

使わない電気は消す。(エコ)
Turn off the light when it is not used.
お買い物するときに大手ではなく、たまには地元の八百屋さん、お花屋さんにいく(サステナブル・エシカル)
Shop at local like a vegetable store or a flower shop instead big supermarket.
フェアトレードの商品を選ぶ(エシカル)
Choose fair-trade products.
ゴミを減らす (エコ)
Reduce the waste.
寄付付きの商品を選ぶ (エシカル)
Choose a product with a donation.

最近はエシカルやサステナブルをスローガンにしているブランドもたくさん。
意識せずに買い物するのと、意識した買い物で手に入れるアイテムの「重み」は全然違います♪
Shop with awareness gives you special feelings which you can’t gain with shop without it.

意識を持ってみるだけで、心が満たされる感覚をぜひ、味わってみてください。
Enjoy the special feelings!

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