Written by Rieko @ Aieem

独学で英語が話せるようになった英語通訳者がやったこと~Part1~

英語勉強法

英語を話せるようになりたいけど、何から始めたらいいの?英会話教室に行った方がいいのかな?英語アプリもたくさんあるけど、どれが自分に合っているのかわからないし・・・
英語が喋れるようになる効率的な方法ってあるのか知りたい!

今回は、英語力底辺からスタートした私の独学方法を紹介します。これから英語の勉強を始める方、すでに始めている方にとっても英語脳を手に入れるための土台作りとなると思います。

本記事の内容

  • 英語が話せるようになる確実な手順
  • ディクテーション・シャドーイングのメリット
  • 英語が話せるようになるディクテーションのやり方
  • 英語が話せるようになるシャドーイングのやり方
  • ディクテーション・シャドーイングおすすめ教材・アプリ

本記事の信頼性

この記事の筆者Riekoは、英語力0(挨拶も自分の名前くらいしか言えないレベル)から自分なりの方法で勉強スタート。2年間、働きながらスキマ時間で勉強。
その後、オーストラリアに移住。移住して2ヶ月後に現地ローカルカフェのマネージャー業務を3年間、小売企業での勤務4年を経て完全帰国。帰国後は、英語通訳・翻訳業・ライターをしています。

英語の勉強法がイマイチよくわからない、長年勉強してるけど話すことができない、など様々なお悩みがあると思いますが、勉強の目的と手順が明確になれば独学でも習得可能です。
それでは、本題に入っていきましょう!

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独学で英語が話せるようになる確実な手順

まず始めに、「英語が話せる」と「英語の資格試験でよい点を取る」では、勉強手順が違うということをお伝えします。
ほとんどの人が後者の勉強のやり方をしていて、字で見たらわかるのにいざ会話となると全く言葉が出てこない、という現実にがっかりする人も多いです。
その原因は勉強の仕方にあります。

話せるようになるための一通りの手順をざっくり言うと、

・ディクテーション(聞いて書く練習)
・シャド-イング(声に出してする練習)
・この2つと同時に文法の勉強

話すためにはこの順序がすごく大事になってきます。
よく言われていることですが、小さい子供が言葉を覚えるプロセスと同じ。子供は意味を理解していない言葉を、ただ、大人を真似て口に出します。英語を話せるようになるためにはこの練習から入ることがすごく大事だし、私の実体験でも証明できると思います。

文法や書き取り中心の日本の英語教育だけではスピーキングが最大の弱点になるのは明らか。文法がわからないとそもそも自分の言いたいことを表現できないことも明らかですが、それと同時進行でリスニング、スピーキングを鍛えることが大事です。

ディクテーション・シャドーイングのメリット

・とにかくリスニングの力がつく
・正しい発音が身に付く
・感情の入れ方、イントネーションが身に付く(棒読みする癖が抜ける)
・「読んで理解」から「聞いて理解」できるようになる
・初心者でも必ず成果が出る
・英語で話すプレッシャーがなくなる
・会話の中や海外ニュースを見ていて聞いたことのない言葉があっても、スペルの予想がつくので調べられる

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英語が話せるようになるディクテーションのやり方

耳の聞き取り力を鍛えます。始めは、意味はわからなくてもいいので、音を一つ一つ拾う練習をしましょう。”聞き流し”では意味がありません。

まず、音声スクリプト(音声とそのセリフが書かれているもの)を準備します。
あまり時間の長いものだと後からする書き取りの練習が大変です。自分のレベルに合った、ディクテーション用の教材を使うことを強くお勧めします。

おすすめの本やアプリは後ほど紹介します。
それでは、やり方を見てみましょう。

ディクテーションの手順

  1. 全体を通して2,3回聞きます。スクリプト(訳)は見ずに音をしっかりと聞き取ります。
  2. 音声を区切って書き取りましょう。この段階でもまだスクリプトは見ません。スペルのわからない単語も「こんな感じかな?」で書きます。わからなくて書き取れない場合はもう1度聞いてみましょう。
  3. もう一度、全体を通して聞いてみます。スクリプトはまだ見ません。自分の書き取ったものを最終確認。聞き取れていたと思っていても、冠詞のa,an,theなど、小さな部分が抜けてることもあります。
  4. スクリプトで確認。

書き取れない・書き取ったものが間違いだった主な理由

・音声のスピードが早すぎて聞き取れなかった
・知らない単語、フレーズだった
・冠詞(a ,a n ,the)や前置詞(of, in, to など)が抜けていた
・書ける単語だが、自分の思っていた発音と違った
・音の繋がり(言葉の連なり)による音の変化に気づかなかった
例:eat up 食べ尽くす

ディクテーションをするときの注意点とコツ

  • 自分のレベルにあった音声スクリプトを選ぶ
    基準は聞いてみて、なんとなく単語が聞き取れるくらいがベスト。自分の上達に合わせてゆっくりとレベルアップしていくことが確実に上達する秘訣。
  • 何度も聞き返さない
    1回の練習で聞き返すのは4、5回にしておきましょう。やりすぎるとイヤになってしまい続きません。集中力を消費するので無理しないのが一番!😉
  • 極端に短い間隔で音声を止めない
    1文を聞いて書き取れないからと言って、短い間隔で音声を止めないようにしましょう。
  • 聞き取れなくてもあまり気にしない
    同じ音声スクリプトを聞いていると、そのうち耳は絶対に慣れていきます。できなかったり、間違っても気にしなくて大丈夫です😊
  • 3ヶ月はこの練習を継続する
    継続は力なり 英語習得に関しては正直これが一番大事。社会人の方はどうしても忙しくて時間が取れなかったり、家族との時間もあると思うので習慣化させるのが難しいですよね😞できるだけ工夫して30分でも時間を作ってください。

英語が話せるようになるシャドーイングのやり方

これは通訳がするトレーニング法ですが、聞こえた音声を真似る練習です。リピート(聞き終わってから繰り返す)ではなく聞こえた音に影(シャドー)のようについて発声する練習法。

シャドーイングの手順

  1. 全体を一通り聞く(ディクテーションで使った同じ音声スクリプトならこのステップを飛ばしてもOK)
  2. 音声について音を真似ます。ブツブツ呟くようにでかまいません。音の抑揚をとらえます。
  3. スクリプト(訳)を見て内容を理解する
  4. スクリプトを見ながら音を真似ます。2でやったように呟くのではなく、しっかり発音します。
  5. スクリプトを見ないで、音声より少し遅れながら発音します。途中、詰まってしまっても音声は止めずに聞き取れるところから戻れば大丈夫です。

シャドーイングをするときの注意点とコツ

  • 口や舌がとても疲れると思います。なぜなら日本語と英語の発音では口周りや舌の筋肉の使い方が違うからです。筋トレと同じでやればやるほど慣れてきます。
  • ディクテーションと同じで、自分のレベルに合った音声スクリプトを選ぶこと
  • 字幕付きの映画などではなく、学習用音声スクリプトを使うことを強くお勧めします。映画によっては日本での上映用にかなり意訳されているものもあります。

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ディクテーション・シャドーイングおすすめ教材・アプリ

初心者にお勧めの1冊

とてもわかりやすい内容です。英語が苦手で勉強したいけど、何から手をつけたらいいかわからない人は是非、手にとってみてください!
ゼロからスタート英語を聞きとるトレーニングBOOK

初級から初中級者向け

勉強の進め方も詳しく書いてあり、独学に不安を感じる人も心配なし。中学レベルの英語なのでなじみのある単語や文法で構成されています。英語の土台をしっかり作ってくれる1冊。
みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

ビジネス英語/初級〜上級


この記事を書いている私も試しに使ってみました。ビジネスに特化したコースでレベルは初級から上級まで網羅されています。このアプリはとにかく使い勝手が良い!週ごとに学習時間を管理してくれ、目標も明確に立てられます。出張、プレゼン、会議などビジネスシーンにある様々なシチュエーションを会話形式で紹介しています。それぞれの会話は短めで、会話スピードの変更もできます。書き取りも穴埋め方式で打ち込めるのでスマホで簡単にできました。電車の中でもできるので、忙しい人は出勤時間などのスキマ時間を利用してもいいかもですね。
ディクテーションやシャドーイングだけでなく、単語チェックやイディオムなどの英語表現に関する解説もあるので多方面から英語学習をサポートしてくれます。
スタディサプリEnglish
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〜最後に〜
今回はわたし自身の独学経験から本当にやってよかったと実感できることを紹介しました。もちろん、文法も大事です! Part2では飽き性なわたしが続けることのできた文法勉強法をお伝えしようと思います。また、1人ではなかなか勉強できないという方、お問合せから連絡いただければオンラインでアドバイス、プライベートレッスンもしていますので連絡ください。